良い接触ばね仕様は、自由状態の形状ではなく実際の作動位置から始めるべきです。設計者は、実際の接触点での押付け力、許容抵抗範囲、電流レベル、そして挿入・振動・長期使用中に接点が受ける機械的移動量を定義する必要があります。
材料とめっきの選定は使用環境に合わせなければなりません。湿気、フレッティング、汚染、温度上昇、嵌合回数はすべて許容条件を変えます。初期抵抗で合格しても、めっき構成、母材硬さ、接触形状が用途に合っていなければ、後で不安定になることがあります。
公差管理も同じくらい重要です。接触ばねは大きなアセンブリ内の小部品であることが多く、保持構造、ハウジング剛性、相手部品が実際の荷重を変えてしまいます。したがって図面には、力測定方法、接触部検査、組立基準寸法を一体で定義し、名目形状だけに頼らないことが重要です。